皆さんは、こんなことはありませんか?
気がつくと、頭の中を、悩みや不安、怖れ、イライラがぐるぐるしている…
誰でも、そういう経験があると思いますが、そんな時、私たちの気持ちはどうなっているでしょうか?
当然ですが、心は重く、すっきりしない状態ですよね。
実はそのとき、波動も同じように、重く・低くなっているのです。
波動が重くなると、現実でも重い波動の、いやな出来事やよくない状況が引き寄せられてしまいます。
(これは「引き寄せの法則」によるもの)
だから、できるだけ早く波動を整えてあげることが大切です。
ですが、ここで気をつけたいことがあります。
引き寄せの法則では、高い波動を維持するために、つい「ネガティブな思考はダメ」とか、「こんなこと感じてはいけない」と感情を無理に抑え込もうとしたり、無理やり「ポジティブ思考」をしようとしてしまいます。
でも、自分の感情をスルーして、ただ「ポジティブにならなきゃ!」と無理に前向きになろうとするのは、実は逆効果。
かえって、よくない状況を引き寄せてしまうことがあるのです。
どういうことかと言うと、湧いてきたネガティブな感情を、無理やり心の奥深くに押し込めてしまうと、感情は消化されずに潜在意識に蓄積してしまい、ある時突然暴走したり、心や体の不調として現れることがあるのです。
たとえば…
- あるとき突然感情が爆発する(突発的な怒り、涙が止まらないなど)
- 慢性的な不調として表れる(無気力、不眠、胃腸の不調など)
- 心が感情を感じる力を失っていく
この状態が続くと、自己否定や無価値感が強化されていき、うつ状態につながることもあります。
人生、何となくうまくいっていないと感じる方で、心当たりがある方も少なくないのではないでしょうか。
実は、上記は全て、まさに私が経験してきたことなんですよね。
紙に書き出すリセットワーク
では、頭の中で思考がグルグルしている時、そこから抜け出すためには、どうしたらいいのでしょうか?
そんな時は、無理に感情を抑え込んだり、無視をするのではなく、まずは「私はそう感じているんだね」と自分の感情を受け入れ、認めてあげてください。
それだけでも、心は少しづつ落ち着いていくはずです。
そして、次にやってほしいのが、思考や、湧き上がってくる感情を、紙にすべて書き出すこと!
たとえば…
- 気持ちがモヤモヤすること
- 怒り、悲しみ、不安
- 自分でもよくわからない気持ち
- 誰かへの不満や言いたかったこと
など、何でもOK!
殴り書きでもかまいません。
思いのたけを書き出したら、その紙にそっと「ありがとう」と声をかけて、ビリビリに破って捨てましょう。
正直、私も最初は、「そんなことで気持ちが軽くなるわけがない」と思っていました。
ですが、実際にやってみると、不思議なことに、本当に心のモヤモヤが整理されてすっきりし、気持ちがふっと軽くなるのを感じたんです。
つまり、悩みを消すことが目的ではなく、「今の自分をそのまま受け入れて、癒すこと」が大切だったんですよね。
「書き出すこと」がなぜ効くの?
実は、感情が頭の中をぐるぐるするのは、心が「ちゃんとわかってほしい」とサインを出している証拠です。
でも、その声に気づかないまま感情を押し込めてしまうと、感情は潜在意識にたまっていき、やがて別のかたちで噴き出してしまいます。
書き出すことで、
✔ 感情を見える化できる
✔ 無理に押さえ込まず、「感じきる」ことができる
✔ 最後に紙を破ったり捨てたりすることで、気持ちを手放しやすくなる
これが、「波動を整える第一歩」になります。
書き出し&リセットワークのやり方
① 紙とペンを用意する(スマホのメモより紙がベター)
人に見せるものではないので、思っていることをそのまま書き出します。
② 今感じていることを、正直に書く
「ムカつく」「つらい」「寂しい」「怖い」
どんな感情も正解です。ジャッジせず、素直に書き出しましょう。
③ 書き終わったら、自分にひとこと
「よく感じきったね」「ちゃんと出せてえらいね」と、やさしく声をかけて。
④ 書いた紙を破る、丸めて捨てる、燃やす(安全に)
これが、頭をぐるぐるする思考や、心のもやもやを「手放す」アクションになります。
捨てた後は、スッキリ感も感じやすくなります。
おわりに
感情は、感じきることで流れていきます。
「つらい感情を手放したい」と思ったら、まずはその感情を「感じきること」がとても大切です。
悲しいなら、悲しんでいい。
悔しいなら、悔しいと思っていい。
そうやって素直に感じてあげることで、心は少しずつ軽くなり、波動もやさしく整っていきます。
「書いて捨てる」このシンプルな習慣を、ぜひあなたの「心の浄化タイム」に取り入れてみてくださいね。

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